●羽毛ふとんができるまで●
本社工場における羽毛ふとん製造の様子をご覧ください。羽毛工業は「職人の手作り」が特徴です。
 
わたくし、鈴木がご案内させていただきます。
はじめまして。鈴木久夫と申します。羽毛工業のお客様相談室長をさせていただいております。また、商品管理と営業推進も兼務しております。一応課長です。製作実演などで、デパートの店頭にも時々お邪魔しています。もし見かけたらお声をお掛けください。ファンレター、いえ、お問い合わせのメールお待ちしています。
 
ここは生地の倉庫です。
ここは生地の倉庫です。筒のように見えるのが反物で、羽毛ふとんの横幅にあわせて、約160cmの幅がありますから、普通の生地の反物よりもずっと大きなものです。ダイワボウ・東洋紡といった大手の紡績が作ったもので、すでに羽毛の吹き出し防止加工(ダウンプルーフ)されています。昔は羽毛ふとん用の生地はゴワゴワの厚地ばかりだったのですが、最近ではたいへん軽くて柔らかなものが増えてきました。この生地を約230cmカットしたものを2つ用意すれば、シングルサイズの羽毛ふとん1枚分となります。
 
側地を作ります。
産業用のロボットのような機械で大量生産している会社もありますが、わたしたちの会社では1枚づつ手作りで側地を縫います。この写真は生地にマチテープといわれる布を縫い付けているところです。これを表用・裏用の2つを作り、このマチテープどうしをさらに縫い合わせると箱型の立体キルトの1マスになります。シングルサイズの羽毛ふとんには、この箱が20マスあります。最後にこの外周を縫い上げると、袋状になり、この袋状の布のことを側地(がわじ)、あるいは側(がわ)といいます。ですから、この工程のことを側縫いと呼びます。
 
側地の倉庫です。
このように、側縫いにはたいへん手間がかかりますので、一番良く売れるシングルサイズの側地(150×210cm)はストックしていることが多いです。よくデパートなどで、別注サイズをオーダーすると日数がかかることが多いのは、この側地を作るのに日数がかかるからです。側地ができたら、いよいよ羽毛を入れます。
 

ここは羽毛の倉庫です。

羽毛ふとんに使われるのはグースやダックといった水鳥の羽毛です。国内ではほとんど採れませんので、海外からの輸入となります。日本に1番多く輸入されるのは中国からですが、羽毛工業ではハンガリーやポーランドなどの東ヨーロッパからのグースを主に使っています。すでにダウンとフェザーは選り分けられて、ゴミや油もきれいに洗浄されています。この倉庫に入っても、ほとんど臭いはありません。
 

羽毛を充填する機械です。

手作りの羽毛工業とはいえ、羽毛の量まで職人の勘に頼るわけには行きません。羽毛の充填には、コンピュータ制御の機械を使います。1g刻みの計量が可能で、キルト1マスに正確に羽毛を充填することができます。こうすることで、デコボコのない羽毛ふとんを作ることができるのです。
 

羽毛を投入します。

上の写真の機械に羽毛を投入します。羽毛が痛まないように、風の力を利用して吸い込んで行きます。銀色に見えているのが羽毛を送るパイプラインの入口で、このあとゆっくりほぐしたり、最後のゴミを取ったりして、最後に上の写真にある計量機のところまで送られます。
 

いよいよ充填です。

最後の工程で整えられた羽毛は、計量機で1マスに入れる目方に分けられます。たとえば1.3kg入りのシングルサイズ、20マスであれは、1マスは平均で65gとなります。実際には細かい設定がありますので、精密な機械を使っているのです。写真ではちょっと見にくいかと思いますが、先の細いパイプで、側地の1マスづつ充填して行きます。こうすることで、お使いになっても片寄りのない羽毛ふとんとなるのです。
 

仕上げ縫いをします。

充填のためにあけておいた部分を最後にふさぎます。この工程を「口縫い(くちぬい)」といいます。ちなみに、羽毛ふとんの周囲は、ほとんどの商品は2重ステッチで縫われているのをご存知でしたか?こうすることで、ふとんに強度を持たせるのと同時に、周囲から羽毛が飛び出してくるのを防いでいるのです。
 

検品−実はここが大切です。

仕上がったといっても、すぐには出荷できません。お客様のご注文に商品の仕様がきちんと合っているか、キズや汚れはないかなどを入念にチェックします。また、ふとんで忘れてはならないのが検針です。超高感度の検針器を使い、小さな金属片も見逃しません。そしてこれらの検査に合格した商品だけが、お客様のお手元にお届けされるのです。
 

ご来社を、お待ちしております。

「羽毛ふとんのできるまで」いかがでしたでしょうか。もしもお近くにお出かけのご予定がございましたら、一度お立ち寄りください。お店と違いメーカーですから、十分なおもてなしはできませんが、ご予定をお教えくださればご案内させていただきます。工場見学やお買い物、リフレッシュのお申し込みは「お問い合わせ」のページをご覧ください。それではお会いできます日を楽しみにしております。